商い(飽きない)の味の井村屋。

今日のがっちりマンデー、肉まんあんまんあずきバーの井村屋。自分はどっちかというと肉まんのイメージかな。あんまんよりも肉まん派だし^^; あずきバーは、最近は歯が痛かったので食べてないけど、無性に食べたくなってきた。

最近のヒットは、えいようかん、という5年間保存できる備蓄用のようかんらしく、発売1年で約80万箱の大ヒットらしい。


井村屋グループ株式会社 代表取引約社長は、浅田剛夫氏。三重県津市に本社があって、年間売上げ326億円。


元々はあずきを使った和菓子メーカーで、明治29年(1896年) 三重県松阪市 創立者井村和蔵氏があずきのようかんを作ったのが始まりだそうな。
昭和22年(1947年)アイスキャンデー事業に進出し、はじめはミルクやイチゴ味のアイスを全国のお店に展開、しかもそのアイスを冷凍するアイスケースも井村屋が用意したのだが、ただ、冬は邪魔するだけの存在になってしまった。そこで和菓子メーカー井村屋のまんじゅう技術を生かした商品ということで工場で作った肉まん・あんまんを、アイスケースで冷やして、最後にスチーマーで温めるという流れで使うようになったところ大ヒット。
昭和40年代に他のメーカーがアイス事業に参入してきたことをきっかけにあずきを使ったアイスを1973年あずきバーとして発売しこれまたヒット。あっ、来年40周年なんですねぇ。じゃぁ、何か記念のものがでたりするのかな?ちなみに井村屋のあずきバー年間売上げ約2億5000万本だそうな。


あずきバーには、井村屋のあずきのノウハウが詰まっているらしい。
井村屋が使う1日のあずき使用量は約1億粒。一粒一粒選別するらしい。大きさ・形・色が揃っていないと品質がばらつくそうな。全自動選別機で大きさを4.5mm以上に整えて、最新選別機で色・形などを瞬時に選別するらしい。機械での選別がすごいよなぁ。。そういえば、サタケという会社も米の選別機があるけど、このあたりの識別してそれを瞬時に取り除く技術ってほんとすごいと思う。

選別されたあずきは、あん炊きと呼ばれる工程で炊かれるらしいのだが、機械はトップシークレットらしい。井村屋のあん炊きは、ひとつの釜であんことあずきを同時に作るのが特徴らしい。煮すぎるとあんこだらけ、煮たりないとあずきだらけになるし、あん炊きで最も重要なポイントは砂糖を入れるタイミングらしい。砂糖を一旦入れてしまうと硬い豆は煮えないらしい。豆は水分を吸収しなくなるそうな。へぇ。どのタイミングで入れるかはいえないらしい。まぁ、いいタイミングなんでしょうな。

そして冷やす工程。ぎりぎりまで冷やして最後にマイナス35℃の金型で一気に凍らせるらしい。


肉まん・あんまんは年間2億個売上げらしい。てことは、日本人はあずきバーと肉まんあんまんをだいたい2個ずつ食べているくらいの計算か? ○○まんっていうのは、歴代は300種類以上あるらしい。

ビジネスまんっていう栄養ドリンクの味のようなまんもあったらしい。半年で販売中止になったらしい。毎日試食会議が行われているらしいのに、確かに、なぜ、この商品が会議を通ったのかって思っちゃうよね^^;